ニュースを斬る
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08/01/16:26 日テレ記者ら2人、秩父ヘリ墜落事故現場で遭難 心肺停止8月1日10:29配信 産経新聞埼玉県秩父市大滝の山中で発生した県防災ヘリコプターの墜落事故現場付近で、事故現場を取材中だった日本テレビ報道局記者、北優路さん(30)=さいたま市浦和区=と、カメラマンの川上順さん(43)=東京都江東区=が遭難し、1日午前9時10分ごろ、心肺停止の状態で見つかった。 県警秩父署などによると、ヘリコプターの墜落事故現場から下流へ約1・5キロ離れた沢で、県警山岳救助隊員が2人を発見。約50メートル離れた場所にあったリュックサックから北さんと川上さんの免許証なども見つかった。 2人は7月31日午前6時半ごろ、県防災ヘリ墜落事故現場を取材するため、日本山岳ガイド協会の男性ガイド(33)とともに秩父市大滝の林道から入山。墜落事故現場に向かったが、ガイドが「水が冷たく、2人の服装が軽装で近づけない」と判断し、午前10時前にいったん引き返していた。 しかし、2人はその後、ガイドに「ちょっと黒岩尾根の写真を撮ってくる」と言い残し、2人だけで再び入山。2人は沢登り用の靴を履き、業務用無線を所持していたものの、着衣はTシャツとジャージーの軽装だったという。 ガイドは2人に「午後2時ごろまでに戻ってきた方がいい」と伝えていたが、2人は下山予定の午後6時を過ぎても戻らず、日本テレビが午後11時ごろ、県警秩父署に救助を要請、1日早朝から県警ヘリや山岳救助隊が捜索していた。 墜落事故現場は険しい山岳地帯で、県警は墜落事故発生後、報道機関に対し、「3次災害を防ぐため、極力山には入らないでほしい」と求めていた。 * * * * * 災害を防ぐための県警の要望を無視、山岳ガイドの判断に納得せず山に引き返した2人。 結果として、3次災害を招いてしまった。 「バカじゃない?」「自業自得だ」という声も聞こえてきそうなニュースである。 が、しかし。 遭難した2人はなぜそこまでして山に入らなければならなかったのか。 「ここまできて、何もなしでは帰れない」という思いが強かったのではないか。 そういう思いを取材者に背負わせてしまったTV局側に非はないか。 そもそも救助ヘリが墜落してしまった原因となったのが、遭難者の救助である。 危険な山であるという認識はあったはずだ。 そこへ半ば強引に取材に出かけたのである。 危険な山への取材の割に軽装であったようではあるが。 報道というものを取材者・TV局が今一度考えなおす機会ではないだろうか。 PR
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