3月12日9時31分配信 時事通信
11日午後7時半ごろ、宮城県大崎市岩出山の民家で、カブのような植物の煮物料理を食べた女性(65)が突然、気分が悪くなった。女性は病院に搬送されたが、けいれん症状を起こし意識不明の重体。煮物を調理した近所の女性(65)も吐き気などを訴え入院した。県警鳴子署は食中毒の疑いがあるとみている。
調べによると、2人は友人で同日夕、江合川の土手付近を散歩中、60歳ぐらいの女性と知り合い、「ガマの根で、おいしいから食べなさい」とこの植物の調理を勧められた。帰宅後、調理した女性が重体の女性にも分け、それぞれ自宅で食べたところ、1時間半ほどで具合が悪くなったという。
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何とも奇妙な事件である。
見ず知らずの人に勧められた植物で食中毒・・・
60歳ぐらいだという、その植物を勧めた人はどうなったのであろうか?
勧めた植物が毒性のものだと分かっていて故意に勧めたか、何かと間違って自身も食し体調を崩しているか・・・
故意で起きた事件でない限り、勧めた人も近隣に住んでいそうなのですぐに判明するかもしれない。
その場合、「注意」くらいで済むのであろうか。
が、故意で起きた事件であったら・・・
植物を勧めたことが故意か好意かを立証するのは難しいかもしれない。
(勧めた本人が「好意だ」と言い張れば分からない話である)
意識不明になるくらい毒性のある植物がどこで採取されたか不明であるが、食べることが可能な植物と間違って野草を摘んだとなると、同様の事件が起きる危険性はまだ残る。
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