2月19日7時1分配信 時事通信
19日午前4時23分ごろ、海上自衛隊のイージス艦「あたご」(7700トン)から、「漁船と衝突し、漁船の船体が2つに割れて浮いている」と第3管区海上保安本部(横浜)に連絡があった。
同本部によると、衝突地点は千葉県南房総市の野島崎の南約40キロの海上で、漁船は勝浦市の新勝浦市漁協所属の「清徳丸」(長さ12メートル、7.3トン)で、乗組員2人が行方不明になっている。同本部は巡視船などを派遣し、詳しい状況を調べるとともに、不明者の捜索を行う。
新勝浦市漁協によると、清徳丸に乗っているのは船主の吉清治夫さん(58)と、その息子とみられる。
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朝からTVでも映像が映し出されていた。
青く広がる海原に赤い船底が浮いていた。
そこに人影はない。
最新鋭の機器を搭載した自衛艦だと言うが、機器に頼りすぎて目視がおろそかになったか。
以前、青森沖かどこかに漂着した北朝鮮からの漁船も、巡視艇は見逃していたことがある。
あの教訓は生かされなかった。
海上にも航行に関してはルールというものがあるらしい。
こうした事故の場合、権力のある側の意見が主張されがちだが、自衛隊側に非があるのであれば、素直に認めてもらいたい。
被害者の発見を願う。
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