2月13日11時0分配信 時事通信
13日午前零時40分ごろ、大阪市平野区平野本町の無職吉崎敬逸容疑者(90)方から、父が母の首を絞め殺したと110番があった。大阪府警平野署員が駆け付けたところ、同容疑者の妻貞子さん(87)が死亡しており、同容疑者が殺害を認めたため、同署は殺人容疑で逮捕した。「夜中に水を持ってこいと言われかっとなった」と話しているという。
調べによると、吉崎容疑者は同日午前零時ごろ、寝室のベッドに寝ていた貞子さんの首をガウンの帯で絞め殺害した疑い。
吉崎容疑者と貞子さんは2人暮らしで、貞子さんは約3年前から寝たきりとなり、同容疑者が1人で介護していた。
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要介護者の娘や嫁など比較的年齢の若い人が介護しても大変だというのに、この事件では90歳が87歳を介護していたという。
毎日の小さな積み重ねが、ここにきて爆発してしまったか。
高齢化社会が問われ始めてから、似たような事件が多発している。
自宅介護の支援見直しはまだまだということか。
このような事件が何件起きれば、国・政府は動くのか。
たかが「水」の一言で失われた命。
また、その一言で残りの一生を悔いて過ごさなければならない命。
胸が痛む。
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