ニュースを斬る

3月26日8時8分配信 読売新聞

　２５日午後１１時７分、岡山市駅元町のＪＲ山陽線岡山駅下りホームで、電車を待っていた倉敷市笹沖、県職員假谷国明さん（３８）が、男に背後から押され、約１・５メートル下の線路に転落し、直後に入ってきた瀬戸発岡山行き普通電車（４両）にはねられた。

　ホームを巡回していた県警鉄道警察隊員が、電車の警笛に気付いて駆けつけ、ホームにいた大阪府大東市の無職少年（１８）を殺人未遂の現行犯で逮捕、岡山西署に引き渡した。假谷さんは全身を強く打ち、約５時間後に死亡。容疑を殺人に切り替えて調べている。

　調べでは、少年は２５日から家出しており、「人を殺せば刑務所に行けると思った。誰でもよかった」と供述している。少年と假谷さんとは面識がなかったという。

　この影響で、同線は下り９本が１時間１９～５分遅れ、約８００人に影響した。 

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茨城県で８人を殺傷した犯人も言っていた「誰でもいいから殺したかった」というセリフ。
本当に誰でも良かったのであれば、家族から傷つければいいのにと思ってしまう。

身内同士の犯罪だと、被害者の遺族が加害者の遺族であることがあり、罪の軽減を裁判官に願い出るなどという話も聞いたことがあるが。
（都内の歯科医で息子が妹を殺した事件では、被害者を悪く言い加害者を庇うような発言があったようである）

「刑務所に行きたい」のであれば、殺人を犯さなくても強盗まがいのことをすればよいわけである。
もしくは誰も傷つける気がなければ、何か騒動を起こせば良いのである。

時々、加害者の中には「人が死ぬところを見たかった｣などという者もいる。
何の影響か、人が死ぬということを理解しないまま、そう願ってしまう者がいるということである。

何の罪もなく、犯人との縁もない人があっけなく命を落とした。
被害者の年齢からすると、幼い子どもがいたかもしれないし、両親もまだそう高齢ではないであろう。
遺族の怒りや悲しみはどこにぶつけるべきか。

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