ニュースを斬る

3月25日23時13分配信 読売新聞

　２５日午後６時１５分ごろ、東京都立川市高松町３の１４階建てマンションから、無職男性（５３）が転落し、歩道を自転車で走っていた同市内の女性（４６）を直撃した。

　男性は全身を強く打って間もなく死亡、女性は太ももの骨を折る大けがを負った。

　立川署では、男性が自殺を図ったとみて調べている。

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以前、池袋の繁華街でも同様の事件が起きた。
あの時はビルの下を通行していた男性が巻き添えで亡くなってしまったように記憶している。

「飛び降りる前に、下を見ろよ」とか思うのであるが、飛び降りる本人はそんなことには構っていられない状況だと想像する。
が、通行人のいる道路に向かって飛び降りるというのはどういう心境であろうか。

同じマンションから飛び降りるにしても、通行量の少ないところという場所があると思うのである。
自殺するために飛び降りるという行為を選んだ時点で「目立つこと」や「すぐに見つけてもらうこと」を考えて、人通りの多いところを選ぶのかもしれないが、それは自分勝手というものである。
何かしら嫌なことがあって自ら命を絶つのであれば、せめて人様に知られぬようにひっそり死ぬとか、誰かに恨みがあるのであればその人の前で死ぬとか、手段があるのでは？と思う。

そこまで考える余裕のある人は、人の多い場所での死は選ばないかもしれない。
が、巻き添えをくらった人や、その現場を見てしまった人の今後を考えると、飛び降りた人の責任を問わずにはいられない。

工事現場だけでなく、住宅地であっても頭上に注意しなければならないのは嫌なものである。

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